酒蔵見学

このところ寒い日が続いていますが、寒さにめげない為にも昨日酒蔵見学へ参加しました。
訪ねたのは各務原市蘇原伊吹町にある小町酒造さんです。
創業が明治27年、清流長良川の伏流水と地元岐阜県産米を中心とした、こだわりの地酒を造られています。
「長良川」というお酒が有名で、酒樽が置かれた蔵で音楽を聴かせる蔵元の元祖の蔵元さんです。
まず、にこやかな笑顔が印象的な若旦那さんから、酒造りの行程をお聞きしていざ酒蔵へ。大きな酒樽がいくつも並ぶ中で、造りたての樽としぼる寸前の樽などを見せていただきました。また見たこともない機械がたくさん並んでいて、いろいろと説明を受けましたが、中でも昔から使われている大きな釜と涼やかな水音を響かせる井戸水が印象的でした。
そして、いよいよ待ちに待った試飲会。蔵の前に用意された樽のふたを使った大テーブルにすわり、まずさわやかな飲み心地の濁り酒から始まり、さきほどの造りたての酒としぼる寸前の酒の飲み比べ。そして、日本一の辛口の燗酒と純米吟譲、大吟醸へと。
蔵の手作りのめずらしい肴や粕汁などをいただきながら、時間の経つのも忘れて飲ませていただきました。そして、いつしか寒さも忘れ、ほろ酔い加減で蔵をあとにしました。
地元にこだわりながら、手作りと本物の酒をコツコツたんたんと造られている姿を見て、ものづくりの原点を教えていただきました。今、日本が本当に大切にしなければならないことが、この蔵元さんには息づいています。
これからもおいしいお酒を造ってくださいね。
応援します!!
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岐阜の未来

今週のはじめひょんなことからラジオのインタビュー番組に出ることになりました。
誘っていただいたのは、岐阜で元気な町づくりをめざしながら、積極的に活動されている女性からです。
生放送では全く無理だと思っていましたが、収録をして編集してからの放送と聞いて、それならばと受けてみることにしました。
いつもなら断るところですが、だんだん恥も外聞もなくなってきたのか、まいっか!と身の程知らずにも挑戦してきました。
結果は反省しきり!
話なれている人にとっては、何気ない会話であっても、初めてマイクの前で話すものにとっては、いささか緊張してしまい、いつものキーよりも2段階ぐらい跳ね上がり、なんだか自分じゃないまま話が進んでしまいました。
結局2週分を14分づつ収録して無事終了?
何をしゃべってきたのか今では全然覚えていません。
はたしてどんなことをしゃべったのか聞いてみたいものです。
もし時間がある方は聞いてみてください。
そして、ご批判もお寄せください。
放送は岐阜のFMわっち(78.5MHZ)で、
2月6日と13日の水曜日お昼12時45分からです。
番組のタイトルは「岐阜の未来」です。
はてさて私の未来は?

最後のひとときを

明日また、なじみのお店のひとつが閉店します。
岐阜市本町にあるカフェバートです。ほんわりとしたお店の雰囲気が好きで仕事帰りに寄らせてもらいました。コーヒーを飲みながらオーナーとの会話が楽しみで、常連さんがゆったりとした時間を楽しんでいました。
華やかなお店が多い中、会話を楽しみにしていた人たちにとって、とても残念なことだと思います。
明日一日、ぜひ会話を楽しみにお出かけください。私も出かけるつもりです。
最後のひとときを楽しみに!

閉店

独立して事務所を始めてから3年目くらいだっただろうか、仕事がなかった時に本屋さんの店作りに関わらせていただいた。1階のテナントで交通量の多い場所だった。本は仕事柄慣れ親しんでいたし、本に対する思いもそこそこ持っていた。そのため「本屋はこうあるべきだ!本はこんな本をぜひ置いてほしい!」なんて若輩者で素人だった私は、少しの知識と大きな夢を伝えて設計させてもらった。出版業界の問題や流通の問題など、現実的なことはまったくわからなかったのに。それは今でも本当のところはわかっていないけど・・
でもそんな私の意見を少しでも生かそうとしてくれて、お店はなかなか雰囲気のある本屋となった。店主の趣味でもある車の本を主体として,これはぜひ読んでほしいという店主おすすめの本や私たちのような変わり者が読む本など、許せる範囲で普通の本屋では見かけない本が並べられていた。それからというものは暇にまかせてお店に通いつめ、世間話や車のことなど深夜遅くまでいろいろな話をしていたことも。
そんなある時、無理をして初めて買った外車を事故でつぶしてしまい、「そうか・・D車は似合わないと思ってた。どお!今度はF車に乗ったら・・・」と薦めてもらった。そして中古車情報で探し当てた車をとうとう買いに行くこととなり、積載車をレンタカーで借りて二人で神奈川県の厚木まで。運転はすべて店主さんが。
中古車屋さんに到着した時に目当ての車はあったものの、試乗した後で「あれはやめといたほうがいい」と店主の言葉。そしてあたりの車を見回したいると、店主がしつこいくらいに見ている車があった。「これにしたほううがいい!」
あっそう〜??
係の人に試乗させてほしいと頼んだところ、めずらしいことにエンジンがかからない。お店の人が慌ててあれこれしていてもやはりエンジンはかからず、とうとう「だめですね。どうしますか?」と聞かれた。
そこで店主が「かからないならいいけど、いくらまでにしてくれる?」と。
えっ!え〜〜〜???
結局店の人も即断できず、昼ご飯を食べてくるので金額を決めてもらうことに。
どうしてぇ〜〜???
訳の分からないまま近くのレストランへ。
店主の見立てでは「エンジンはかからないかもしれないけどあれはものがいい!」
「大垣のMのところに持っていけば何とかなる」
「いくらだったら買うかだけど、○○万円までなら買おう!まぁそれ以上だったらあきらめよう」などなど。
半信半疑であった自分はもう店主の言葉を信じるだけ。
昼食を食べ終わって中古車屋さんへ行き「どうですか?」と訪ねると、お店の人が妙にあらたまった顔で話し始め「エンジン動かないんで△△万円でどうでしょうか?」
えっ!え〜〜〜!!!!!
驚いたことに想像していたよりもはるかに安かった。店主も私も笑い出しそうなところをぐっとこらえて「そうですかぁ・・」とためらいながら「もうそれ以上は下がりませんよね」と一言。答えは当然「無理ですね。これ以上は・・」
喜ぶ気持ちを抑えてすぐにお金を払い、動かない車を積載車に乗せてもらってすぐさま失礼しました。
どうやら店主のことを業界の人と思ったようで、かなりシビアな金額を提示してくれたようです。途中サービスエリアで休憩している時に、荷台の車を見上げては「あぁ〜ほんとに買ってきたんだ」とため息まじりで見ていました。
大垣のMさんの所についたのは午後6時をまわっていました。「じゃよろしく!」いきなり来ていきなり置いていった車はMさんの手にかかり、店主のいっていたように見事に復活しました。そして6年間、杉の子マークとの楽しいカーライフを過ごしました。
そんな思い出を作ってくれた店主さんが昨年秋に突然亡くなられました。そして今日、奥さんから店じまいの案内が届きました。本当に残念で仕方がありません。いろいろとお世話になりながら十分なお礼もできませんでした。
でも店主さんと話したことや思い出はいつまでも忘れません。本当にありがとうございました。
そして、長い間ご苦労様でした。

建築はやはり芸術である!

2008年が明けました。おめでとうございます。
昨年は多くの方にこのブログを見ていただきありがとうございました。
今年もできるだけ書き込みをしようと思っています。時間が空いた時にはぜひ見てください。よろしくお願いします。
さて、「一年の計は元旦にあり」と言われています。毎年そう思いながらなかなか実行が伴っていませんが、その反省も含めて今年の目標を無謀にも言わせていただきます。
「建築はやはり芸術である!」これが今年の目標です。
芸術の定義はいろいろあると思いますが、私の言葉で言えば「人の心に響き人の心を揺り動かす力を持った表現」と思っています。
建築が出来上がるまでにはいろいろな要因が重なってきます。クライアントの要望に始まり、土地の制約、法律上の規制、構造上の安全性、予算に対する経済性と効率性そして耐久性、そして現場での様々な問題等々。要因を挙げてゆけばきりがありません。
そうした要因を解決しながら進めてゆく中で、建築のイメージは初期のイメージから徐々に変貌してゆき、完成した時には思わぬ存在として建ち現れてくるのが建築だと言えます。
しかし、そこに建ち現れた建築が、いまだにイメージの核を内包し、そして「人の心に響き人の心を揺り動かす力を持った表現」となっていた時に、それはまさに芸術と呼べる存在だと思います。
今年の目標、いやこれからもずっと持ち続けてゆく目標としてこの言葉を心に刻み付けて建築してゆきたいと思います。