久松真一記念館

いつのまにか暑さが和らぎ並木の葉っぱもすこしづつ色づき始めています。
今日は岐阜市長良にある久松真一記念館を訪ねました。岐阜にこんなすばらしい建築があるなんて知りませんでした。思想家で茶人でもある久松真一さんのお父さんが真一さんに相談しながら建てられたそうです。
いろいろなところで古い建物を見せて頂きますが、この記念館は、その当時の面影をとても素直に感じられる佇まいになっていて、久松真一さんの思想と生命がそこに息づいているように感じました。

まさに生きられた家だと思います。

「こんな建築をめざしたい!」そんな思いを胸に抱きながら記念館を後にしました。今日は本当に良い建築に出会えたことに感謝します。

久松真一記念館
http://www.nagaragawagarou.com/hisamatsushinichikinenkan.html

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なが〜〜い夏休み?

暑さに負けてしまったのか、ずいぶんと長い夏休みになってしまいました。琵琶湖を見たおかげで、なんだかのどかになってしまい、ついつい小学生の頃の自分に戻ってしまったようです。つまりは、夏休みの宿題を残り2、3日で一気に作る、あの癖が・・・
ということで、絵日記のようなまとめかたで、この夏の思い出を・・・

8月7日(快晴)今日は日帰りで建物見学に出かけました。メンバーは昨年と同じ。目的地は、佐川美術館脇にある樂吉左衞門館と石山寺、それに信楽の近くにあるMIHO MUSEUMです。彦根付近から湖岸道路を走り守山の佐川美術館へ向かいましたが、琵琶湖の大きさとまだ残る自然の豊かさに心が奪われました。「住んでみたい・・」そんな思いが浮かび、いつか琵琶湖を一周してみたいと思いました。
予約時間が決まっている樂吉左衞門館に着いたのは10時少し前でした。佐川美術館は水に囲まれた配置になっていますが、その一角に地下を掘って作られたのが樂吉左衞門館です。なので、水面に浮かんでいるのは茶室だけで、あとはすべて水の下にあります。ずいぶんと贅沢に作られた建築です。茶室は撮影禁止なので撮れませんでしたが、気持ちが解放されて自然の中でゆったりと親しめるお茶室でした。興味のある方は、ぜひ訪ねてみてください。私も次回は冬の景色を楽しめたらと思っています。

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樂吉左衞門館を見終わってちょうど昼頃になり、ネットで調べてくれたイタリアンでランチを食べました。これが正解でとてもおいしいイタリアンでした。とくにパスタはうまかった!気を良くして次は石山寺へ。

石山寺は以前から気になっていましたが、なかなか行く機会がありませんでした。場所は琵琶湖の西南端、大津に近いところで、琵琶湖の水が流れ出し、瀬田川から宇治川へと名前が変わり、さらに淀川となって大阪湾まで続く、その川の始まりに石山寺はあります。岐阜の長良川の風景と違って、もっとのどかでゆったりとした景色が楽しめます。

石山寺に着いてみて一番感じたことは、「なんだか普通・・・」駐車場の近辺には土産物屋と食べ物屋が軒を並べ、呼び込みのおばさんがしきりに声をかけてきました。おまけに境内に入ってみると「源氏物語うんぬん・・」どうも静かなお寺には見えませんでした。「ちょっと失敗かなぁ・・」と思いながら、おばさんパワーから遠ざかってゆくと、そこには本来のお寺さんの雰囲気が漂っていました。寺の方針かどうかわかりませんが、かえってお寺の良さを殺しているように思いました。

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石山寺の由来がここにありました

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ここから瀬田川の方向が見渡せます。桜や花火を見るのに絶景!

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屋根がきれいです

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石山寺をあとにして、次はMIHO MUSEUM(ミホ ミュージアム)へ。アメリカの建築家I.M.Peiの設計です。ルーブル美術館のガラスのピラミッドの設計者でも有名です。敷地は宏大な里山の一角にあり、その存在をすぐには確認できません。というのも、美術館の8割くらいを地中に埋め、トンネルを通って美術館の入り口にたどり着きます。なんだか、さきほどの樂吉左衞門館のようですが、こちらの建築が先に作られました。もちろん安藤さんの地中美術館よりも前に作られています。内部空間は、やはり日本人の感性とは違い、いかにもアメリカの建築といった雰囲気です。でも目を凝らしてみると結構きれいなディテールがありました。とくに感心したのは鉄骨のジョイント部分です。きれいな納まりに感心しました。

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今回の建築巡礼は和と洋、過去と現在、ヴァナキュラーとインターナショナル。そんな比較を楽しめる研修旅行でした。

帰りは高速道路を飛ばしてかえり、三楽にていつものように反省会をしながら、次回の行き先を何となくおねだりしました。

長良川を走っている時に岐阜の空は真っ黒で、稲妻がいくつも見えて、雷鳴が轟き渡っていました。積乱雲に映る夕日を見ながら、あらためて自然の驚異と豊穣を感じさせられた一日でした。

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