小さなお菓子屋さん

土砂降りの雨に驚いていた梅雨が明けると、焼け付くような太陽が毎日続いています。あまりにも極端な天候に、少しばかりの不安が残りますが、でもどうしようもないので熱中症にならないように過ごして行きたいと思います。皆さんも気をつけてくださいね。
さて、久しぶりにブログを更新します。
6月から現場がスタートした「小さなお菓子屋さん プルシック」の紹介です。オーナーはパティシェの所 浩史さんです。「なめらかプリン」や「極上プリン」の生みの親で、岐阜出身の方です。岐阜の地で元気なお店がまた一つ登場します。楽しみにしていてくださいね。
さ〜てぇ、現場は、いま第一の難関を越えようとしています。建物の特徴である屋根は、ドーム型の円形屋根で直径が約12メートルあります。平らな円形であれば、それほど苦労はありませんが、ドーム型になると手間は3倍以上かかってしまいます。何度か楕円形のドーム型屋根を作ってきましたが、今回は2番目に大きいドーム型屋根です。ちなみに、一番大きな屋根は山県市伊自良にある「森の倉庫」の屋根です。
では、順番に紹介して行きます。

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敷地は岐阜市琴塚2丁目1−21です。岐阜市内から苧ケ瀬街道を各務原に向かって行く時に、ローソンのある信号を過ぎてすぐ北の畑越しに見えます。

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地鎮祭は梅雨にはめずらしい快晴の日に、気持ち良く行われました。晴れ男の所さんの運気はこの後も続きます。

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地盤はことのほか良く、久しぶりに布基礎で造ることにしました。やはり古墳のある所は地盤もいいし、水もつかないですね。おまけに水はけも良いところです。

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厨房の配管も終えてコンクリートを打ちました。天気に恵まれて順調に工事が進んでいます。

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予定していた建て方の日はあいにくの雨続きが予想されるため、あえて日程を変更しました。これが功を奏して、梅雨明けから建て方がスタートになりました。雲が徐々に切れ、青空が次第にのぞいてきます。夏真っ盛りです。

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建物を取り囲むようにして足場が組まれています。軒の出(庇の長さ)が一間(約1.8メートル)あるため広々としたステージになっています。これは、その後の外壁仕上の時にも役に立ちますが、今は屋根の加工に大活躍です。

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徐々に建物の外形が見えてきます。天気もよくなってきました。

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まずは屋根に垂木を並べて行きます。4辺方向それぞれに25センチピッチで並べますが、下から見上げるときれいです。

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並べられた垂木はまるでパーゴラのようです。

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垂木の先端は斜めにカットしてあります。きれいです。

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垂木はすでに円形にカットされています。だんだん屋根の形が現れてきます。

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苧ケ瀬街道から見ると屋根の形が印象的です。

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野地板を合板で貼って行きます。先端はがたがたですが・・・

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大工さんが大きなコンパスを作って円形を描いて行きます。まさに「人間コンパス」

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いよいよ切断です。3人の大工さんがいっせいに切り始めました。まるで運動会のように。

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するとあっという間に円形屋根ができました。大工さんも気持ち良さそうでした。言ってみればバリカンで散髪した時の気分・・・あぁ年齢がわかってしまいますか。

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下から見上げると垂木がきれいに並んでいて、屋根の形を引き立てています。

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さぁ〜てと、これからが正念場!円形の屋根をドーム型に膨らませる作業です。今回の設計では飛行機の翼のような骨組みを造ってドーム型にしようとしています。パーツの組み合わせが見せ所です。

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どんどん骨組みができて行きます。暑さ真っ盛りの中で大工さん方は本当にがんばっています。感謝感謝!

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よ〜く見ると少しだけ屋根の形状が見えます。控えめな中に大きな輝きが現れると思います。

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第一関門を乗り越えるのは間もなくですが、ここまでの道のりを一生懸命に支えてくれた大工さんや職人さんに本当に感謝しています。彼らのひたむきな努力と意志がなければ、このような建築はできません。
本当によき出会いに恵まれたことを心から感謝しています。
これからもよろしく!