はじめての洋館

歴史の授業にでてきた「西洋建築」とは異なり、明治期に取り入れられた西洋の建築様式を、日本の材料と職人の技術で和風化した建築群を「洋館」と呼んでいると思います。明治初期の洋館は、西洋建築にいかに近づけるかを試みていましたが、やがて和風化と近代化の流れの中で、日本独自の洋館を生み出してきたように思います。
今回のクライアントは、そんな洋館の中でも、昭和30年代に建てられたある作家の家を希望されました。明治期の重厚な洋館でもなく、アールデコ風のしゃれた洋館でもありませんでした。その洋館は、作家の趣味による調度品に飾られながらも、作家の精神と美意識が育んだ翳りのある洋館でした。その住宅の本を見せていただいて、「はたしてどこまで希望に添うことができるのか」正直、自分なりに迷いましたが、これも大切な出会いであり、貴重な経験させて頂くことだと思い、自分なりの解釈を込めて創ることを許していただいて、設計することになりました。それが、昨年の春のことでした。そして今、その住宅は、徐々にその姿を見せています。

杭工事

鉄筋工事


コンクリート工事

土台伏せ

建て方

屋根工事


内装工事

外観

階段板
ウォールナットの無垢板です


フローリング貼り
アートしてますね。

これらのフロア材は大津市にあるアルブルインクの岡角さんにお世話になりました。

今ではめずらしくなったパーケットフロアですが、めずらしいデザインの商品がいろいろありました。


玄関飾り窓

工事途中でサッシメーカーが無くなり、いろいろな検討を重ねて国産の木製サッシメーカーに製作を依頼しました。新潟県村上市にある(株)川上製作所さんです。規模は大きくはありませんが、志の高い会社です。防火仕様の木製サッシははじめて使いますが、木は本当にいいですね。

大工さんも監督さんもがんばっています。
雰囲気のある洋館になってくれることを期待して。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中