ありがとうございました。

今年もあと数時間ですね。震災に始まり、津波の被害、原発の問題と大きな課題を背負った日本ですが、混迷する政治と疲弊した行政のあり方が、この国の未来を照らせずにいます。このままではだめですね。消費税の値上げは日本の未来に欠かせないと言っていますが、その言っている人達へ信頼が欠けていては、どうにも始まらないように思います。先日テレビで見た「坂の上の雲」の時代には、信頼を寄せることが出来た国だったんだと思います。やはり、この国の行く末を築くのは、政治家でもなければ官僚でもない、私たち自身なんだと思い知らされた年でした。

そんな中、個人を振り返れば、自らも錆び付き固定化の道を歩んでしまっていることに気付かされました。世界を駆け巡ったスティーブ・ジョブズの死は、私自身にも響くものがありました。彼ほどに勇気を持って突き進んで行くことはできませんが、自分を信じて自分の夢に突き進んで行くことが大事なんだと教えてもらいました。今年は多くの失敗と挫折と自信を失いました。すべては自分の問題です。でも、このままでいることは自らも耐えきれず、さりとて逃げることも本意ではありません。「失敗は忘れろ!」そう自分に言い聞かせ、あの「坂の上の雲」にある眼差しと勇気を持って歩んで行くしかないと思います。

ここは、ジョブズ氏の言葉を借りて、次なる自分へ!

Stay Hungry   Stay foolish

もう十分にハングリーであれば、あとはバカに磨きをかけるだけ!

そう信じて今年を終えたいと思います。

今年一年をおつきあいいただき、

本当にありがとうございました。

ワークショップ第3日目

今回のワークショップは、本当によい天気に恵まれました。これもクライアントの運の強さでしょうか。とはいえ、年末ともなると皆さんお忙しいようなので、ワークショップ参加者は私一人となりさみしい限り。左官の職人さんが「今日は応援来ないの?」と心配してくれ、「まぁがんばります!」と力のない受け答え。そんな私を見かねてそっと?いやいや、始めは様子見でしたが、しばらくするとボルテージが上がりっ放しで、鳴り止まないラジオ状態!とても救われました。なにせ今日のメニューは、「目地込め」。白セメントに寒水石を混ぜたモルタルを目地に詰め込み、ただただこする!でも、これが難しい。

半分を終わった頃に、梅津建築チーム登場。ちょっとへこたれ気味だったので助かりました。そして、要領の飲み込みも早く、どんどんと進んで行きました。

水引きを待て昼ご飯。栄気を養うためにと、近くのとんかつ屋さんへ。ご夫婦でがんばっているお店ですが、ランチが680円でボリュウム満点。なんと親切な!お腹もふくれて、再び目地をこする。ただただこする。嫌になりそうなところをぐっと我慢して、ひたすらにこする。

そして、やっと目地込め完成。昨日と比べると目地が目立たなくなって、一体感が出てきました。今年の作業はここまで。いよいよ年明けの1/5、6で研ぎ出し作業をします。かなりのほこりが出るため、防護メガネと防塵マスクは必須とのこと。覚悟してかからねば。でも完成が楽しみです。

追伸;ワークショップの参加者を募集しています。興味のある方は、ぜひご参加ください。事務所のメールアドレスにご連絡いただければ、詳しい案内を送らせていただきます。お待ちしております。

 

ワークショップ第2日目

昨日に引き続き今日もよい天気に恵まれました。有り難いことです。

本日のメニューは「石の設置」です。モルタルを敷き詰めた上に、仮置で決めた石を設置して行きます。寒い中、職人さんが勢いよくスタート!その動きに圧倒されながら、ただただ作業工程を見させてもらうばかり。

そこへ、昨日まで工事をしてくれていた大工さんチームが、ワークショップ参加者として殴り込み。左官屋さんから鏝とレベルを奪うと2人で果敢に並べ始めました。さすがに現場を見ているだけあって、要領をつかむとどんどんスピードアップ。「足場がいるのでは?」と大工が問えば「踏んでもすぐ治せるから」と笑って答える左官!立場が違う中での職人同士の会話は、聞いていても楽しいですね。

土間の入口部分は、建具の枠との関係でレベルをきっちりと。

土間の半分を敷き終わり、残り半分へ突入。順調です。ただ、どんどん足場のスペースが無くなって行くので石を据える時が大変です。

入口部分には立上がりの石を貼ります。結局、親方がきれいにやってくれました。

いよいよ大詰め。入口に向かっての床のレベル調整が肝心。

そして、無事に並べ終わりました。後はしばらく乾燥を待って、目地の掃除と下地作り。

「この小口の掃除が大事ですよね!」そう問われて、「なるほど!」

次の研ぎ出しに気を配る大工の梅ちゃんに座布団一枚!

見事に白い大理石が敷き並べられました。端材を使った並べ方としては、おもしろい出来上がりだと思います。

ご苦労様でした。

さぁ〜て、明日は目地込めです。楽しみです。

そういえば、外部の建具が徐々に出来上がってきました。ナラの無垢材で作られています。いい顔をしてますね。

ワークショップ第1日目

今日の実習〜石の仮並べ

今日は天気に恵まれましたが、とても寒い朝でした。車の窓ガラスも凍っていましたが、現場に置いてあった大理石も凍り付いていました。スタート時間が早過ぎたようです。水をかけながら氷を溶かして、やっと石を運べるようになりました。

石の山を一枚ずつ運び出していると、石にこんなことが書かれていました。「この子達の兄弟がここで使われたんだぁ〜」石の歴史が垣間見れました。

石の山には大きな石が入っていると聞いていましたが、何段か運び出しても出てこなかったので、あきらめて中くらいの大きさの石を借り並べしてみました。石の模様と形状がまちまちなため、並べるのはなかなか難しいとわかりました。そんな時、山の中から大きな台形の石が出てきたため、ならばこの大きな石を中心にして活用しようということになり、山から大きな石を出してみると16〜7枚あることがわかり、並べ方を工夫すると大きな石だけで貼れることが判明。じゃぁどう並べるべきかとなった時「石は重いから型紙を作って試したら」と左官職人Kさんからの助言。ほっとしました。石を移動したり並べたりとしていたらもう腰が重かったので、やはり職人さんは機転が利くと思いました。さっそく型紙を作って、配置を検討。

型紙を置いてみると横に4枚、縦に4枚並ぶことがわかり、台形の石を2枚組み合わせると、石の模様をあわせることができることもわかりました。ならばその模様をブックマッチ形式で並べることが決まり、そこからはスムーズに事が進んで・・・というか疲れもあって、とてもシンプルに並べることが出来ました。

あとは入口部分の長さ調整と役物の製作です。左官屋さんと石彫アーティストとのコラボレーションであっという間に加工ができました。すばらしい!

実にダイナミックでシンプルな配置が出来上がりました。想像ではもっと複雑な配置になるのではと心配していましたが、大きな石の数がピッタリだったことにも助けられ、また参加してくれた皆さんの積極的な考えが聞けて、とても良い配置になったと思います。

ご苦労様でした。

石の仮置が終わったのは、午後3時頃でした。ワークショップ初日としては、順調な出だしでした。さて明日は、モルタルを敷き詰めて石の配置を決めて行きます。がんばろう!(ちょっと腰が重いんですが・・・)

追伸;クライアントは、枠材の塗装工事を行なっています。

きれいに塗れてますよ!

いよいよ現場テラゾ工法を試します

メリークリスマス!

そんな言葉がピッタリの雪景色でしたね。しんしんと降る雪は、いつ見ても美しい。そして、雪化粧をした山並みもじつにきれいです。今年の冬は、久しぶりに冬らしい冬になるんでしょうか。

さて、現場は大工さんが勢いを増して、急速にその姿を現しています。細かな取り合いがいろいろとあって大変ですが、とても前向きにがんばってもらっています。有り難いことです。

 

これなんだと思います?

 

ところで、明日からいよいよ床の大理石を貼って、きれいに研ぎ出す現場テラゾ工法という作業を、ワークショップ形式で始めます。使われる大理石は端材ですが、パルテノン神殿にも使われているというホワイトペンテリコンという白い大理石です。参加者が少なくて大変かもしれませんが、左官職人の方々と楽しんで作業が出来ればと思っています。

 

この土間で作業をします。

 

雪の中で出番を待っている大理石の山です。

さぁ!がんばろう!

 

丸太の皮むき

今日はよい天気に恵まれましたね。久々に早起きをして、とても気持ちがよかったです。

そんな中、今日は丸太の皮むきがあるというので、郡上市美並町にある古川林業さんへ向かいました。山間の自然豊かな場所で、川には粥川うなぎがいるそうなんですが、残念ながら見ることは出来ませんでした。

現地に着くとすでに作業は始まっていました。高圧洗浄機によって丸太の皮をむくのは初めての体験でしたが、おもしろいように皮がむけて、かなり夢中になってしまいました。つまり、大人の水遊びと言ったところでしょうか。作業を終わってみると身体中に木の皮が飛び散り、メガネも水浸しでした。でも気持ちがいい。

皮を剥がされた桧はとてもつややかで、触るとすべすべの状態でした。あとは来年の夏までゆっくりと乾かし、美濃保育園さんの柱に使われるそうです。枝がついたままの柱は、子供達にとって格好の遊び場になるでしょうね。完成が楽しみです。

 

いくつか飛び出している枝の中で、赤く筋の入った枝が何本かありました。この赤みは、何らかの原因で枝に力がかかった場合にできるそうです。まるで筋肉か、血管が浮き出た様子に見えました。やはり木もがんばっているんですね。

 

真打登場!

外部まわりの枠が納まり、おおまかな内装下地が出来上がる中で、要となる材料の取付が始まりました。まずは玄関の上がり框です。もともと使われていた框ですが、ワックスなどで重なっていた汚れをスッキリ落とし、うぶな材料となって生まれ変わりました。こんな風にできるのは、やはり無垢の木を使っているからでしょうね。この玄関框とともに、いろんな種類の広葉樹が彩り豊かに玄関を飾ります。楽しみですね。

 

こちらは板間の上がり框に使う広幅のトチの無垢板です。きれいに鉋がけをされて、舞台を彩ります。

 

キッチンの床には、使い古された足場板を並べることに。いろいろな現場で働いてきた杉板は、貫禄十分な表情をしています。

「足場板を養生するなんてはじめてやぁ〜」

本当にそう思います。

天気晴朗なれど波高し!

いよいよ冬の到来ですね。昨日の夜は本当に冷え込みました。車で木曽川を渡る頃には、今にも雪に変わりそうでした。今年は雪が多くなりそうな予感。

そんな中、今夜は、なうふ現代で「川鰭祐子 JAZZ LIVE」がありました。寒さを忘れさせてくれる歌と音楽に、久々に酔いしれました。特にベースが良かった!もっとも、このところお酒を控えていたんで、缶ビール1本でクラクラだったんですが・・・

クリスマスソングを聞いて、いよいよ年の瀬を感じた今日この頃です。

追伸;いよいよバルチック艦隊との洋上決戦です。来週の日曜日は見逃せませんね!!

 

 

見上げてごらん・・・

たぶん今日の皆既月食を写真に収めた人は多かったと思いますが、私もその中の一人です。

きれいなオレンジ色に染まった月を見ていると、私たちは惑星に住んでいることをあらためて実感させられます。

宇宙に浮かぶ地球に住んでいる!

そういう想いが、人間の世界を客観的に見つめる一番よい視点になると思います。

世界はひとつ

人間は小さな存在なんだと

 

石をもとめて

今日は本当によい天気でした。晴れ渡った空は青く高く、陽射しは透明感のあるスッキリした輝きでした。見るものが、色鮮やかな印象に見えました。そんな中、現場にはきらきらと輝くものが漂っていました。ダイヤモンドダスト!?・・・いえいえ原子記号はにてますが、墨の粉でした。今、外壁に焼杉の板を貼っているために、ところ構わず舞っています。なので、大工さんは完全防備!どこかでみたようなスタイルですが、ここは住宅の現場です。

 

さて、現場をあとにして石探し。土間に石を敷くことになったので、まずは手伝ってもらうEさんの工房で石を見せてもらい、加工の手ほどきを受けました。思うようにできないことを実感。前途多難。

悩んでいても始まらないので、胡蝶庵で腹ごしらえ。久しぶりに食べた手碾き蕎麦は、いつものように透明感があって、おいしい蕎麦でした。

そして、いざ赤坂の矢橋大理石さんへ。土間に使う石は、ホワイトペンテリコンというギリシャ産の石で、パルテノン神殿にも使われている石だそうです。白い地肌にうっすらと緑がかった模様が入っている気品のある大理石です。もう一つは、お風呂や洗面所の床に使うことになったトルコ産のサンドウェーブという大理石です。細かな模様がきれいに入ったベージュ色の大理石です。さてさて、うまく貼ることができるのか。

目的の石が決まったところで、工場を見学させてもらいました。じつに広い工場です。大きな原石に水をかけながら、十数枚もの刃で一度に切っています。そしてその刃を動かしているのは、蒸気機関車の車輪を動かすように大きな輪っかが後ろで廻っていました。2〜3センチあまりをきるのに1時間くらいかかるそうです。そして、1㎡の石を切るのに6トンもの水がいるそうです。水の豊かなところだからできることなんですね。

 

打ち合わせの時に案内された部屋の床には、いろんな種類の大理石の端材をきれいに並べて、研ぎ出してありました。じつにきれいな表情の床でした。いまではこうした研ぎ出し仕上は、ほとんど見かけません。ふと思い出したのは、ヴェネチアでカルロス・カルパが手掛けたオリベッティのショールームで、小さな赤っぽいタイルを並べて研ぎ出されていた床でした。不揃いの中に温もりのある仕事に、こころ引かれました。

 

さてさて。

年末には、大仕事になりそうです。

 

始めてみましたが・・・

なんとも・・・・

まだ使い方がよくわかりません。

このブログの使い方もままならないのに、無理矢理始めてしまいました。

毎晩悪戦苦闘が続いています。

ここのところ寝不足がたたっています。

どうなるんでしょうね・・・

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いよいよ仕上工事です。

すっかり冬空です。

地鎮祭があったのは、もう1年前になります。ゆっくり少しづつですが、前に進んでいます。いよいよ仕上に入ってきたところですが、むずかしい仕事が多くて、工事関係者の皆さんには苦労をおかけしています。

パラペットの洗い出し仕上です。一段ごとに仕上げているため、何日かかるんでしょうね。

内部の床には大理石が貼られ始めました。住宅で石の床を使うのは初めてですが、なかなかいいものですね。特に大理石はやわらかい表情と色合いが、とても気持ちがよいです。

ウォールナット無垢板の階段板が取付けられています。塗装をしたらきれいな色になるでしょうね。

チーク無垢材で作られたドアの枠が出来上がってきました。すばらしい!

アール加工もすばらしい!

チークの枠は、玄関と居間の出入口、そして廊下廻りの入口の計4ヶ所に取付けられました。

その廊下廻りの雰囲気がなかなかいいですね。

この廊下の天井は、本当に手間がかかったと思います。その証拠に、天井裏がとても印象的な出来具合です。これが隠れてしまうのはもったいないですね。

これらの大工仕事を、今日もがんばっていました。

冬空の夕暮れは少しさみしげですが、明日へのいざないにこころ引かれる風景です。

そんなの聞いてませんよ〜〜〜

せっかく完璧に引っ越せたと思っていた写真が、無惨にも飛んでしまいました。

原因はゴミ箱に入っていたリカバーファイルを消してしまったからでした。

なんでゴミ箱に入っているわけ?

そんなの聞いてませんよ〜〜〜

な〜んてぶつくさ言っても戻ってきやしませんね。

まぁ、こうして引っ越したんだから、気持ちも新たに前進あるのみ!

がんばろう!!

そういえば・・・

先月の終わりの日曜日に、蕎麦の刈入れを手伝ってきました。今年は雨のため種まきが遅れ、おまけに刈入れを予定していた時にも雨でずれてしまい、寒い中での刈入れになりました。結局、収穫時期が遅れたこともあって、去年の収穫の五分の一程度でした。今年の蕎麦は貴重です。

いよいよ師走

毎年言っているのですが、年々一年が過ぎ去るのが早くなって行きます。筋力、体力が衰えていて動きはのろまなのに、なんで時間だけがこんなに早く過ぎて行くんでしようか。アインシュタインの相対性理論じゃないけれど、自分の時間と世間の時間がずいぶん違っているように思います。

経済の流れは日本を過ぎ去り今アジアへと移って行きました。いずれは文明発祥の地と言われるアフリカが、その中心になるのもそんな遠い話しではないように思います。思えば、地球の自転に逆らって経済の発展は移り変わってきましたが、そのことと時間が短くなることと関係があるんでしょうか。

ともかくも、市場経済優先で文明が栄えたとしても、いつかは時代が過ぎ去り、疲弊と廃退だけが残されているようです。いったい誰が、そして、どうしてこんなことを続けているんでしょうか。一握りの人間が経済的な頂点に立ち、大多数の人間が時間に追われて走り続けています。このままでは、みんなが幸せに暮らせるような社会なんて、目の前にぶら下げられた人参のような物になってしまいそうです。

12月4日から、「坂の上の雲」の第3部が始まります。いまからちょうど100年ほど前の話しになります。日本がまさに経済の波に飲み込まれようとする時に、必死で泳ぎきろうとした時代だったと思います。まだ、グローバルでもなければ、インターナショナルでもない、アジアの中のちっぽけな国に住む片田舎の民族が、おのれの誇りと志しだけで立ち向かった時代でした。

では、過ぎ去ってしまった波の後ろ姿を見ながら、100年後の日本の姿を私たちはどう描けばいいのでしょうか。自給自足、脱原発、少子高齢化・・・問題は山ほどにありますが、ここは100年前の反省も含めて、波とは反対の方向へ歩き出すのが一番良いのではないでしょうか。つまり、片田舎の国に住み恵まれた豊かな環境の中で生活し、地球の自転とともに、偏西風にたなびいて、時間の流れをゆっくり歩んで行くのが私たちの道だと思います。

そうなればきっと、慌ただしい師走であっても心は穏やで過ぎ行く一年をゆっくり味わうことができるのではないでしょうか。

どう思われますか。