石をもとめて

今日は本当によい天気でした。晴れ渡った空は青く高く、陽射しは透明感のあるスッキリした輝きでした。見るものが、色鮮やかな印象に見えました。そんな中、現場にはきらきらと輝くものが漂っていました。ダイヤモンドダスト!?・・・いえいえ原子記号はにてますが、墨の粉でした。今、外壁に焼杉の板を貼っているために、ところ構わず舞っています。なので、大工さんは完全防備!どこかでみたようなスタイルですが、ここは住宅の現場です。

 

さて、現場をあとにして石探し。土間に石を敷くことになったので、まずは手伝ってもらうEさんの工房で石を見せてもらい、加工の手ほどきを受けました。思うようにできないことを実感。前途多難。

悩んでいても始まらないので、胡蝶庵で腹ごしらえ。久しぶりに食べた手碾き蕎麦は、いつものように透明感があって、おいしい蕎麦でした。

そして、いざ赤坂の矢橋大理石さんへ。土間に使う石は、ホワイトペンテリコンというギリシャ産の石で、パルテノン神殿にも使われている石だそうです。白い地肌にうっすらと緑がかった模様が入っている気品のある大理石です。もう一つは、お風呂や洗面所の床に使うことになったトルコ産のサンドウェーブという大理石です。細かな模様がきれいに入ったベージュ色の大理石です。さてさて、うまく貼ることができるのか。

目的の石が決まったところで、工場を見学させてもらいました。じつに広い工場です。大きな原石に水をかけながら、十数枚もの刃で一度に切っています。そしてその刃を動かしているのは、蒸気機関車の車輪を動かすように大きな輪っかが後ろで廻っていました。2〜3センチあまりをきるのに1時間くらいかかるそうです。そして、1㎡の石を切るのに6トンもの水がいるそうです。水の豊かなところだからできることなんですね。

 

打ち合わせの時に案内された部屋の床には、いろんな種類の大理石の端材をきれいに並べて、研ぎ出してありました。じつにきれいな表情の床でした。いまではこうした研ぎ出し仕上は、ほとんど見かけません。ふと思い出したのは、ヴェネチアでカルロス・カルパが手掛けたオリベッティのショールームで、小さな赤っぽいタイルを並べて研ぎ出されていた床でした。不揃いの中に温もりのある仕事に、こころ引かれました。

 

さてさて。

年末には、大仕事になりそうです。

 

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