オープンハウスを終えて

 きのう今日の2日間、晴天にも恵まれ、関の家のオープンハウスを無事終えることが出来ました。会期中にお出でいただいた方は、ご近所の方を合わせると30人くらいでしょうか。本当に多くの方に見ていただき、貴重なご意見をいただいたことを心より感謝申し上げます。
そして、こうした催しをこころよくご了解いただき、ご近所の方々に声をおかけいただいたクライアントのご家族の方々に、心よりお礼申し上げます。
 オープンハウスを開催するといつもそうなんですが、自らの表現をさらすことへの緊張感と、自らが予想だもできなかった物事の捉え方などをお聞きすると「・・・・・はぁ〜  またがんばろう・・・!」っと。
そんな自分を見つめ直す絶好の機会を与えていただいていると思っています。

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 こうして自分が関わった建築が、またひとつ出来上がり、社会の一員となって建ち続けて行きますが、この住宅がご家族の生活をささえ、ご家族の心の支えとなることを切に望んでいます。

本当にありがとうございました。

 Time is Life

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関の家 オープンハウスのお知らせ

 このブログにもご紹介していましたが、クライアントのご好意により「関の家」のオープンハウスを行うことになりました。
 ご都合の良い方はぜひご覧いただければと思います。
 ブログにも書いて来ましたが、すべての左官工事とすべての塗装工事を家族が力をあわせて作り上げた住宅です。現場の職人さん方も感心するぐらいガンバって作り上げています。その思いの詰まった雰囲気をぜひ味わっていただければと思います。

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関 の 家<素直に のびやかに>

  設 計:多田直人建築研究所(多田直人)
  施 工:株式会社 相宮工務店
     (監督 前田公男 大工 長屋俊平)
  構 造:木造平屋建て

  日 時:11月20日(土)・21日(日)
       午前10時〜午後4時
  場 所:岐阜県関市
  申 込:多田直人建築研究所あてにメールでお申込ください。
      mail@wood-road.com
      申込の際には住所、氏名、連絡先を明記ください。
      追って地図を送らせていただきます。

嫁入り(関の家)

 11月になりましたね。今年もあと2ヶ月。口癖のように言ってますが、本当に時間が経つのが早くなりました。
 学生時代は福井にいましたが、11月を過ぎると天気が崩れ始め、雷とともにみぞれまじりの雨が降り始めます。晴れ上がった日に山を見上げると、うっすらと雪化粧をした山並みが見えます。日本海も徐々に深緑色に染まり、白い波頭が無数に揺らめき立っています。そして、低くたれ込めた鉛色の雲の切れ間から、まばゆいばかりの光が差し込み、見る者を空の高みへといざないます。
 大いなる自然のいぶきが、人々を圧倒する光景です。
 昨夜の雷鳴は、そんな光景を呼び覚ましてくれました。
 さて、関の家は、先月の末に引き渡しが終わりました。工事は今年3月から始まりましたが、クライアントと初めてお会いしたのが2009年の6月だったので、1年4ヶ月あまりのおつきあいでした。打ち合わせや現場監理で通い慣れた道でしたが、これからは走ることも少なくなります。ほんとにいつものことなんですが、寂しいことです。
 まぁ無事に嫁入りしたんだから、明るく送ってあげましょう。

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外観です。外構は住みながらゆっくりと。

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なが〜い濡縁。大工さんご苦労様。

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外からLDKを見ています。北側まで覗けます。

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玄関は小さく低くほの暗く。次なる部屋へのプロローグ。

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LDKは明るく広くのびやかに。八角形の柱は大黒柱。

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キッチンカウンターはテーブル兼用です。チークの無垢板が気持ちいい。
キッチンはすべて家具で造りました。

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LDKと続きになっている和室です。始めは家族で川の字で寝るそうです。

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廊下の途中にあるファミリーコーナーです。机の天板もチークの無垢板です。

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子供室です。2室に仕切れるようになっています。

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夫婦寝室です。ここからクライアントの左官工事が始まりました。

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トイレです。床はコルクタイルなので冷たくありません。

 さて、関の家はクライアントが塗装工事と左官工事をすべて行っています。ご主人は休日すべてを返上しての作業であり、奥さんは子供の昼寝時間をみはからっての作業です。なので、本当に大変だったと思います。おまけに今年の夏は異常な暑さだったので、思うように作業は進まなかったと思います。そのため、まだ作業は続いていると思います。
 本来でしたら引き渡し前にオープンハウスをお願いするのですが、今回ばかりはそうも行きませので、クライアントには作業が終わったら、オープンハウスをお願いしました。
 なので、皆さんにはあらためてお知らせしたいと思いますので、もうしばらくお待ちください。

もうすぐ完成

 今日は、ほんとうに気持ちのよい天気でした。空気も清々しく、車の窓を開けて走ると、心地よい風に包まれます。でも、日の入りがずいぶん早くなりました。午後5時を過ぎると急に暗くなってきます。秋はどんどん深まっているようです。
 さて、関の家はいよいよ完成が見えてきました。内部の養生シートも取り払われ、タタミも入ってきました。あとは、建具の残りが少々であるのみです。クライアントの左官仕事もほぼ完成しています。最大の難関であったLDKもきれいに塗り上がっています。ここまでくるとだいぶこつをつかんだと思われ、見た目もすっきりと塗れています。いまやセミプロですね。
 外部まわりは土を埋め戻したので、建物が落ち着いて見えます。庭やアプローチは未完成ですが、とりあえず住みながら徐々に造り上げてゆくことになります。あとは外部の枠廻りの塗装が残っていますが、もうゴールは見えています。
いよいよ完成ですね。ちょっと寂しいですが・・・

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がんばっているクライアント

この頃めっきり涼しくなって夏の陽射しのきつかったことがウソのようです。空を見上げても入道雲はなく、ふんわりと穏やかな雲が透き徹るような青空に浮かんでいます。

さて、関の家を久しぶりに紹介します。4月の終わりに建前があって、もうかれこれ5カ月が経ちました。今回は大工の長屋さんの息子さんがほとんど一人で造ってもらいました。ゆっくりで丁寧なため、親父さんや工務店からいろいろと言われているようですが、出来上がって行く姿を見ていると頭の下がる想いです。ご苦労様。あと少しですががんばってください。
では、建前以降の現場を紹介します。

屋根仕舞も終わり外壁の下地も貼り終わり全体の形が見えてきました。外壁に貼ってある銀色のシートは遮熱性能のあるシートです。

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内部の造作工事です。床の断熱材は2重に入れてあります。できるだけエネルギーをかけないように。

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和室からファミリールームを見ています。廊下の脇に家族が本を読んだり勉強したりできる場所になります。

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今回もキッチンのカウンターにチークの無垢板を使います。その材料確認に河合銘木さんへ行ってきました。キッチカウンターは食卓テーブルも兼用しているためかなり大きなカウンターになります。長さが約3.6メートル、幅が1.25メートルです。その材料を、このチークの板から取り出します。見ていてうれしくなってしまいました。こちらの想いを汲んでくれた河合銘木の担当の方の気持ちが伝わってきました。

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寝室から居間に続く廊下です。中廊下は暗くなりがちなのでトップライトで光を導いています。きっときれいな光がさしてきますよ。

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キッチンの位置から居間の全体を見ています。南側の開口部は大きく取ってあります。天井は勾配天井になり、頂点の部分は曲面になります。

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玄関の上がり框にはお父さんが大事に取っておかれたケヤキの柱を割って使いました。古びた柱でしたが割って板にするといきいきと蘇ります。木は本当にすばらしい。

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天井裏にも断熱材を2重に入れています。まるで布団の綿みたいです。真ん中には大黒柱のような八角形の柱が建っています。

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工事監督のお子さんの夏休みの宿題に本棚を作ることになり、現場で実習作業!?
未来の建築をになってもらえるとうれしい限りです。

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この山積みのフローリングはクライアントが一枚づつ塗装しました。それを丁寧にしかもほんの少しだけ隙間をあけて貼って行きます。

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今回のクライアントは、なかなかの強者(つわもの)です。というのも、すべての塗装工事を自力で塗るだけでなく、壁や天井の左官仕上までをすべて自分で塗られます。お勤めのご主人は、休日すべてを作業に当てています。そして、小さなお子さんの面倒を見ている奥さんは、昼寝の時間をみはからって作業に取り組んでいました。もちろん、お父さんやお母さんの協力に支えられて。現場の職人さん方もほんとうに感心しています。

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さて、内部の大工工事も終わりになりかけています。居間の様子も見えて来ました。家具もすこしづつ取付けられてゆきます。

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内部の造作も終わり、外部木枠の取付も終わったので、いよいよ外壁工事です。今回の外壁は、すべて杉板貼りです。この板もすべてクライアントが塗られました。

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南側には濡縁がつきます。短い桧の角材を一本一本並べてゆきます。大変な作業です。

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住宅の外観が見えて来ました。

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いよいよキッチンカウンターも取付けられ居間の雰囲気もわかってきました。

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最難関の左官仕事にいよいよ取りかかり始めました。ここまで来る間に徐々に修練を積み重ねてきたご主人が、本領発揮の大一番です。20畳のLDKにご主人の気迫が塗込められます。
がんばれ〜!!

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関市に新しい住宅を造っています。

なかなかブログにお知らせできませんでしたが、今年の春から関市の郊外で住宅の工事が始まりました。クライアントは夫婦とお子さん1人の3人住まいです。広々とした敷地を活かして木造平屋建ての住宅になりました。いままで設計した中で単一棟の住宅として一番長い住宅になります。開放的で風通しの良い家ができると思います。
では、工事の写真を順番にお見せします。

敷地の遠景です。
古家を解体して建てることになります。

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解体し終わった敷地です。
広々しています。

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基礎工事です。
鉄筋がきれいに組まれています。

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コンクリートの打設

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土台を並べました。

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いよいよ建て方が始まりました。
天気にも恵まれ気持ちのよい一日でした。

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塗装工事はクライアントの仕事なので、家族総出で垂木を塗っています。

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棟木がかかりました。

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午前中に塗り終わった垂木が屋根に並べられました。

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垂木の出は1m50cmです。
この住宅の見せ場です。

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屋根仕舞です。
構造用合板の上に、桧の板を打付けて2重にしています。
そのため、手間がかかっていて、本日はここまでです。

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ということで、建て方は無事に終えることが出来ました。
青空に浮かぶ雲とネギ坊主がちゃんと見守ってくれました。

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