荒野ノヒカリ

マルシェ

荒野ノヒカリで設計させて頂いたマルシェです。

愛岐トンネルは明治期に作られたのレンガ積みのトンネルですが、その折りに使用されたと思われる型枠の資料を参考に、実物の1/2スケールで新たな型枠を作り、それをマルシェとして使うことになりました。

木のレンガを積むことは出来ませんでしたが、NPOの方々をはじめ、材料のことや試作を手伝って頂いたIさん、製材のことでお世話になった交告製材さん、木枠の加工のことでお世話になった梅ちゃんチーム、設計でお手伝いを頂いたIさん、そしてこの企画に参加を呼びかけて頂いて最後までサポートして頂いたTさんなど、本当に多くの方に助けて頂きました。

有り難うございました。

そして思いがけないお話ですが、仮設として作られたマルシェですが、NPOの方々のご努力によって保存されることが決まったと連絡がありました。

うれしいですね。

有り難うございます。

もし、車で中央線定光寺駅周辺を通られることがあれば、庄内川を挟んだ対岸に、このマルシェが見えるかもしれませんよ。

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積木建築への挑戦

積木建築への挑戦

岐阜県と愛知県の県境に、明治時代に造られた総レンガ造のトンネルがあります。

NPOの方達が保存再生活動をされている「愛岐トンネル」

いまは列車は走っていませんが、当時の技術の粋を集めた建造物であり、

その空間には、不思議な静寂と闇が漂い、ゆっくりとした時間が流れています。

そんなトンネルで、今年の夏にアートイベントがあります。

「荒野ノヒカリ」

現代と過去

都市と郊外

人工物と自然

機械化と手作業

時間の流れに翻弄されながらも蘇った空間で、

今を生きる私たちが感じるものは。

アートイベントをささえるマルシェ(屋台)を、

木のレンガを積み上げながら、ゆっくり味わってみようと思います。

http://kouyanohikari.jimdo.com

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トトち舎襖張りワークショップ 第3日目

トトち舎ワークショップの第3日目です。

前回は下地の和紙を貼りましたが、今回(4/29)は、その上に草木染めで染められた仕上の和紙を貼る作業と、もう一つは、大きな和紙をもう一枚張って、その上に胡粉を1回塗ってみる作業です。

天気にも恵まれ、気持ちのよい作業日和となりました。

集まった方々は、やる気に満ちあふれた女子ばかり!

ウーマンパワーの前では、出る幕のない男子一匹は、作業を羨ましそうに横目で見ながら、庭に生えた雑草取りを志願。

どこかで見たような光景なんだけど・・・

この作業は、胡粉を塗る襖に大きな和紙を張っているところです。A先生が用意していただいた雲肌麻紙という和紙で、日本画に使っている越前で漉かれた和紙だそうです。

襖は、縁のない坊主襖になっているので、小口も和紙を張りまわしています。和紙を張る糊はもちろん生麩糊です。

たぶん襖に和紙を張るのは初めてだと思いますが、いつも日本画の下張り作業をされているので、慣れた手つきでどんどん作業は進んで行きます。まるで職人さんみたいです。

そうかぁ!

作業を見ていてふっと思い出したのは、「紅の豚」でポルトが飛行機を作り直す時に持って行ったあの工場のシーンでした。作業員は女子ばかりで、男子は工場長とポルトだけ。

あの光景ですね。

工場長やポルトの気持ちがわかりました。

「手出しはできねぇ〜なぁ〜」

まじめに額に汗しながら雑草取りをしていたら、腰が痛くなってしまいました。

「ちょっと休憩〜」と目をやると、もう仕上の和紙が張られていました。

茶色の和紙は栗で染められた和紙で、仏間と出入口の襖に張られています。

緑色は藍と山桃を合わせた染料で染められた和紙で、出入口襖の裏側、廊下側の和紙になります。「日本の染料には緑が出せるものがないらしく、青と黄色を掛け合わせるのが一般的」とSさんに教えていただきました。

どちらの和紙も保木工房の和紙です。自然の色ってやさしくて深みがありますね。

・・・・・

そうこうしていたらお昼ご飯でした。

トトち舎のTさんは、今日はシェフに専念。まずはお昼ご飯。

富山のお友達が、お蕎麦屋さんをやられているそうですが、お父さんが作られた貴重な手打ち蕎麦を湯がいてざる蕎麦に。

てんぷらや付け合わせなど盛りだくさん。

おいしかったぁ〜。

食べることに夢中で、写真を撮り忘れてしまいました。

さて、いよいよ胡粉作り。

胡粉は日本で古くから使われている顔料の一つで、蛤や牡蠣などの貝殻をすり潰して作られた粉で、日本画や日本人形の絵付けに使われているそうです。その胡粉を使うには、丁寧に粉をすり潰してから膠をしっかりまぜて耳たぶくらいの団子にし、絵皿などに百回くらい叩き付けて肌理を滑らかにします。そして、お湯にしばらく浸けてアクヌキをし、あとはきれいな水の中で、ゆっくりやさしくかわいがって溶かしてゆくと、牛乳のような白い液体になるそうです。

っと、ここまではネットの情報。

残念ながら胡粉の団子作りは見ることができず、乳鉢に残った白い胡粉の残骸と溶けた膠を発見。

それに、今回の胡粉には水晶の粉末を入れて割れ止めと質感UPを狙うとのこと。

なんか豪華な気分ですよね。

あとは皆さん代わる代わるにやさしくそっと、そして気持ち良さそうに溶かしていました。

いいなぁ〜

でも残念ながら、野良仕事のおじさんには触らせてもらえませんでした。

さて、こちらは栗の和紙にコンニャク糊を塗っているところです。

和紙の毛羽立ちをおさえ、汚れが付きにくくなるそうです。

生麩糊といい胡粉・コンニャク糊と、まさに自然食品並みの伝統的な材料。

奥が深いですね。

和紙の乾きを見計らって、いよいよ胡粉塗。縦に塗ったあとは横に塗って、むらなく塗ってゆきます。かなりシャバシャバな胡粉ですが、和紙の表面にうっすらと白い幕を作ってゆきます。

今後は乾きを見ながら塗重ねてゆくそうですが、様子を見ながら5〜6回ぐらい塗重ねる予定とのこと。とりあえず今回は1回目を塗ります。日も暮れて来て、皆さん追い込みにかかっています。

近寄れませんね。

・・・・・・

今回の作業はここまで。

皆さんご苦労様でした。

その後、シェフ担当のTさんと同僚のHさんが、一生懸命作ってくれた手づくりの夕飯をごちそうになりました。ちらし寿司に蛤の吸い物、唐揚げ、イワシの煮物などなど。おまけに庭になってていたフキまで、その場で炊いていただきました。

どれもこれも、ほんとうにおいしゅうございました。

ごちそうさまでした。

(慣れない庭仕事で足腰ガタガタでした)

トトち舎襖張りワークショップ 第2日目

気がつけばもう梅雨。

まだ肌寒い4月15日に、トトち舎の襖張りワークショップ第1日目がありました。でも、それ以降の報告をしていなかったので、ここはがんばって報告します。

第1日目は、シナ合板で作られた襖に和紙の下張りをする作業でしたが、引き続き第2日目も残りの襖に和紙を下張りする作業です。

今回、襖の製作に興味を持っていただき、中心的な役割で関わっていただいたAさんは、クライアントの同僚の先生で日本画を描かれています。襖の仕上を漆喰に合わせたいと思い、いろいろと尋ねていたら、日本画で使われる胡粉が良いよと聞きつけ、A先生に声をかけていただきました。人の輪っていいですね。

それともう一人は、襖に貼る和紙をコーディネートしてくれたSさんです。せっかく和紙を貼るのであれば美濃和紙にしたいとなり、美濃市で手漉き和紙を漉いている保木工房の保木さんの和紙を求めて美濃市を訪ねました。その時にSさんにお会いしましたが、Sさんも女性紙すき職人です。頼もしいですね。

そんな訳で、お二人の力強い応援もあって、襖張りのワークショップが実現することになりました。

さて、下張りの和紙を張る糊は、生麩糊(しょうふのり)という日本の伝統的な装幀などに使われてきた接着剤です。お麩を作る過程で分離して沈殿した粉が原料だそうです。だから、食べても安心だし、水に濡らせば簡単に剥がせるそうです。凄い知恵ですね。

その生麩糊を和紙全体に塗って襖の下地に張って行きます。建築現場の雰囲気とは違って、静かでゆるやかな空気に包まれた作業ですが、糊の付いた和紙を手渡しする時は、お互いのリズムが合わないとうまく行きません。緊張感が走ります。

作業に使われている道具の一部です。日本画に使われている刷毛だそうですが、柄のゆるやかなカーブと柔らかな毛が、いかにも日本の肌触りでした。

あっと言う間に下張り作業は終わりました。おそらく時間はかかっているけれど、緊張感のある作業が時間を忘れさせてくれたんでしょうね。ご苦労様でした。きれいに和紙が張られています。

 

尊い命の犠牲の上にあることを忘れずに

今日は雨ですね。

そのせいでしょうか、朝から違うことを考え始めていました。そして、さきほど民主党の「国民の声」係りにメールを入れました。

日々新聞をにぎわす消費税のことで自民党と迎合して行く姿を見るにつけ、一票を投じたものとして憤りを感じたからです。

こんな話しをこのブログで出すべきか迷いましたが、自分の思いであることは確かなので皆さんに見ていただくことにしました。

この国が、本当に愛すべき国になることを願って。

民主党の皆様へ

自民党政権が長く続く中で、政官財の腐敗を招き、国家のあり方と行く末に疑問を持った有権者が、あらたな政治体勢に期待して民主党に政権を委ねました。その委ねた有権者の一人として、今の民主党に強く抗議します。

消費税増税の問題の前に、まずなすべき優先事項があります。それは、腐敗した国家体制に対して、新たなる国家の形を明確に打ち出し、それを着実に実行することです。現在の腐敗した体勢を棚上げにして、増税を先行することは、旧来の政治体勢を維持することに加担することになります。したがって、消費税の問題は、その改革の実行過程が明確になり、国民が納得した形で、はじめるべき議論です。

今、民主党が犯している一番の愚業は、今回の自民党との合意にあります。なぜ、腐敗した国家を作った自民党と手を組むのか。そして、選挙で掲げてきた公約を投げ捨て、なぜ自民党と結託するのか。これは明らかに、付託を受けた民主党の公約違反であり、政権を委ねた有権者への裏切り行為に他なりません。

現在、日本には国家の存亡を揺るがす、二つの大きな問題を抱えています。一つは、原発事故の問題です。政府は収束宣言を出して国民の目を背けようとしていますが、国民や世界の目は、そうは見ていません。この問題は長期にわたる問題であり、復旧の中で、ふたたび大きな地震や津波に襲われた場合、この国の半分以上を失うほどの計り知れない被害となり、もはや手の施し様がない事態となってしまいます。これでは、憲法に掲げられている国民の生命や財産を守れないばかりか、国民から、あるいは世界から、この国に対する信用を失うことになります。

もう一つは、東日本大震災と原発によって被災を受けた国民に対する対応のあり方です。震災があって1年以上も経過する中で、被災者および被災地域の救済は遅々として進んでいません。こんな重大なことを、なぜ国をあげて積極的に救済しないのか。仮にこれが首都圏であれば、このような対応をするとは考えられません。苦しみ疲弊している国民がいるのに、このことを最優先課題としないこの国の姿勢に疑問をいだきます。

先の戦争では、300万人ともいわれる多くの犠牲者を出し、結果、広島や長崎で罪のない多くの国民が亡くなりました。日本は、世界で唯一の被爆国となってしまいました。その多大なる犠牲と悲しみを抱えた国でありながら、過去の経験を活かさないまま、愚かな政治体勢によって、2度目の被爆国家になってしまいました。このような愚かな国にするために、多くの犠牲と悲しみを必要としたのでしょうか。この国は、このまま国民を愚弄し続け、国民を犠牲にし続けるつもりなのでしょうか。

いま、民主党に投げかけられている課題は、この国のあり方に失望している国民に対して、信用に値する決断を実行することしかありません。それは、国民の生命と財産を守ることを最優先事項とし、それを実行できる政治体制を築き上げ、国民の付託を現実化することです。

つまり、原発事故に対する国家としての責任ある行動と被災者および被災地域に対する早急なる救済を最優先課題とし、それを実行するための政策的な課題を全国会議員に投げかけ、法律の改正や行政の体勢を改め、あらたなる国家の仕組みを作り上げることです。

東北を救うことは国を救うことであり、国家と国民の信頼を真に築き上げることになります。
そして、それを実行して行く過程で、新しい日本の体勢が生まれて行きます。

この国に与えられた、尊い命の代償をともなった大きな機会を、どのように活かすのか。

国民は、そのことをじっと見つめています。

ホームページを更新しました。

なかなか手が付けられなかったホームページを少し更新しました。まだ途中のページもありますが、順次更新して行きたいと思っていますので、ぜひのぞいてみてください。

http://www.naototada.com/

それと、先日、岐阜新聞に掲載していただきました。何年ぶりだろう・・・

でもうれしいですね。

有り難うございました。

ただ、昨日教えていただいたのですが、この記事を書いてくれたMさんが緊急入院をされたとのこと。心配です。

Mさんは、以前ご自宅を創らせていただいた「長住の家」のクライアントです。50代の働き盛りで、お忙しい中「ユズリハの咲く家」で久しぶりにお会いしました。まじめで実直な性格は相変わらずでした。

Mさんのお父さんも同じ新聞社にお勤めで、そのお父さんからMさんを紹介していただきました。そのお父さんもまじめで実直な方でした。

まさに親子2代にわたる新聞記者。

早く元気になっていただければと願っています。

オープンハウスを終えて

3日間のオープンハウスを無事に終えることができました。あいにくの天気だった日もありましたが、延べ人数で、120人あまりの方々に見ていただくことができました。本当に有り難うございました。まだ完成とは言えない状態での開催となってしまい、ご期待に添えなかったこともあるかと思いますので、この場をかりてお詫び申し上げます。

さて、住宅内部の方はほぼ完成していたのですが、外部まわりが遅れていました。先週の中頃に、やっと足場がはずれ、駐車場廻りの工事が進められています。

「ユズリハはどこにあるの?」とオープンハウスの時に尋ねられたことがありました。そうなんですね。いまやっとメインツリーが植えられました。まだ小さな木ですが、しっかりと根を生やして、大きく育ってくれればと願っています。では、玄関アプローチから見たユズリハを。

ガレージ越しに見えるユズリハの幹が印象的でした。

ガレージと住宅に挟まれた中庭に3本のユズリハが並んでいます。石畳と植栽がきれいですね。

もう少しで完成です。

でもいつもそうなんですが、寂しいものがありますね。

・・・

あぁ!ユズリ葉さんがブログにとりあげてくれました。お邪魔した時に感想を聞かせてくださいね。