ワークショップ第6日目

1月7日(土)今日は朝からよい天気です。青空も見えて気持ちがいい。朝日が市街を照らし、山並みの影が写し出されています。

今日は予定外の作業となりましたが、左官の小池さんは、はじめから期間が足りないことを予測していたようです。参加者が少ないことや道具の扱いに不慣れなので、当然作業は進みません。でも、それを承知でワークショップにつきあってくれた小池さんや左官職人の方々には感謝の言葉しかありません。

さて、昨日は暗くて出来映えがわかりにくかったのですが、掃除をしてみると結構いけてるように思います。最後の作業は、サンドペーパーによる手作業での研ぎ出しです。ほこりは立たないので前日までの作業に比べるとやりやすいのですが、普段の運動不足と作業の要領の悪さから、無駄な力みと慣れない姿勢で結構身体にくる作業でした。ふと、横目で小池さんのやり方を見てみると無駄な動作や力みはありません。さすがですね。

地味な作業も無事終わり、一応の完成を見ました。「どこで終わるか」が難しいと小池さん。やりだせばきりがなく、作業方法もおのずと違ってきます。今回の狙いは祠のような淡く白い空間をイメージしていたので、大理石もピカピカの本磨きとはせず、表面の光沢を押えたマットな仕上にしました。ただ、近くで見れば傷も多く床の不陸も感じますが、はじめての現場研ぎ出しを体験するワークショップとしては、十分な成果を得られたと思います。小池さんをはじめ左官職人の方々、石に慣れ親しんでいるのに現場研ぎ出しは初めてだからとワークショップに参加してくれたEさん、参加者の少なさを見かねて助けてくれた梅津建築の大工さんチーム、育児で大変なのに子供を預けて参加してくれたヒュッテファニチャーのH夫妻、そしてワークショップの開催を自らも楽しんで見守ってくれたトトち舎オーナーのTさんに、こころから感謝致します。ご苦労様でした。

いよいよワークショップ第2弾。

漆喰塗実習作業(一般向き)「壁と天井に漆喰を塗ってみよう!」が引き続き開催されます。開催日は1月14日、15日および21日、22日の4日間です。ボードの上に漆喰で仕上げるまでの作業を体験できます。興味のある方はぜひ参加してくださいね。

(このブログを書いた時点では、14日、15日は終了しています。のちほど報告をUPしますのでお楽しみに!)